自己催眠で不眠症を解消する

スマホの普及で夜間にも高輝度の画面を見続けることで体内時計が狂い、不眠症などの睡眠障害に悩まされる人が増えていると聞いたことがあります。

数ヶ月前に不眠症に5年以上悩まされている40代の女性の相談を受けました。この女性は20代の頃から催眠術に関心を持っていたというお話で、吉田かずお先生の『仕事や人間関係の悩みから開放される悩まない催眠』の催眠CDを買って、日常の空き時間に頻繁に聞くことで軽い鬱を治したこともあるということでした。

メールでのご連絡を受け、そのような自己催眠の経験があるなら、今回の不眠症も自力で解消できるのではないかと考えました。CDの話の流れで、吉田先生の『リラクゼーション・快眠』の催眠CDに言及すると、既に試してみたものの、現時点であまり効果が感じられないということでした。心と体のリラクゼーションは自律神経を整え、本来、快眠の効果も生まれるはずですが、この方の場合はもっとダイレクトな不眠症対策が必要かと考え至りました。

そこで、効き目があったという『仕事や人間関係の悩みから開放される悩まない催眠』のCDの内容をメモで書き出してもらって、「眠れなくても気にならない」・「眠れていないように感じても、実際には浅くずっと寝ているので大丈夫」・「横になっているだけで体は十分休まる」といった暗示を組み合わせて自己催眠をかけてもらうことにしました。また、合わせて、暗い場所でのスマホ使用を控えるように助言しました。

それでも改善が見られなかった場合は、そのような暗示をより強力に無意識に書き込むために私の施術を申し込んでくださるように伝えました。その結果は分かりませんが、数ヶ月経った今も連絡がないので、何らかの改善が図られたのではないかと思っています。

☆催眠CD『悩まない催眠