自己肯定感を強める催眠技術

先日、インターネット上で、「ピアスをたくさんつけている人は自己肯定感が低い」というテーマの記事を見つけました。単なる流行や大切な誰かと合わせた結果ということもあると考えられますし、自己顕示欲が強くてもピアスをたくさんつけることがあるかもしれません。日本ではあまりありませんが、外国の民族や部族単位の風習に基づくようなケースやそれをファッション的にまねたケースもあるでしょう。

ただ、ピアスをたくさんつけなくてはいられない背景心理の一つに、自己肯定感の低さや、その結果の他者に対する承認欲求の強さがあるのも間違いないことと思います。リストカット同様の自傷行為の一種であるケースもあると思います。

自己肯定感が低い、周囲の人に対する承認欲求が強い…という悩みについての相談が増えています。直接的にそのような課題を明確化した上での相談であることは少なく、比較的問題の少ない方でも、高価な服や化粧品類を借金して手に入れて周囲に後れを取らないようにしなくてはならないという強い呪縛のようなケースもありますし、すぐに会えない誰かに会いたくなると、リストカットをしたくなるなどの命の危険が伴うような重度のケースもあります。

自分に自信が持てるようにする催眠施術は、かなりリクエストの多いテーマですが、ご要望そのものは私が催眠施術を始めてからそれほど増えていません。しかし、施術の際にリストカットの痕に気づくことや、悩みの本質を尋ねて行くと、極端な自己肯定感の低さに行き当たることは増えています。潜在的にそのような悩みを抱える人々が増えているのであれば、それを緩和し、より前向きに生きる選択肢としての催眠施術の可能性は、もっと知られてよいように思っています。

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