「セックスできれいになる」説の催眠的な真相

雑誌などで紹介される「セックスできれいになる」派の根拠は、「有酸素運動が…」と言ったモノが主流ですが、それならスポーツでも同じことです。催眠技術屋の立場から答えると、「催眠セックスできれいになる」と言うのが本当です。

代々木忠監督は、ポルノ映画の時代から70歳を過ぎた今尚、アダルト映像のヒット作を作り続けています。その理由は、「女の股ぐらで食わせて貰っている商売。出演したことで、女の子をセックスで幸せになって貰えるようにしなきゃ申し訳ない」との信念に基づいた作品作りです。

監督によると「相手と心でつながり、深い快感が津波のように押し寄せるセックス」であり、「倫理観や道徳観、自分のこだわりや思い込みを捨てて、相手に自分を明け渡してしまうセックス」を追い求めてきた結果なのです。監督の作品に登場した女性は、その快感を「相手の体と自分の体が溶け合って分からなくなった」などと口々に、深い陶酔の様子を表現しています。

実は代々木監督はセックス催眠を作品に採用した草分けで、自身も優れた催眠術の使い手です。初期の作品作りに協力したのが吉田かずお先生でした。深いオーガズムは深催眠の状態です。催眠セックスの深い陶酔による多幸感や至福で無意識を満たせる、すべての女性が持つ“能力”が発動するのが、「きれいになるセックス」なのです。

それは代々木監督の半生を描いたドキュメンタリー映画『YOYOCHU SEXと代々木忠の世界』の中の女性達の様子を見れば、誰もが納得できるはずです。心とカラダの奥底からきれいになれるセックスは、表面的な快感を伴う性器結合ではないのです。