吉田かずお先生は、就寝時に聞くと効果が出る催眠CDを多数出しています。その中に『集中力を上げる』があります。集中力を上げることは、色々な場面に活用の余地が広がりますが、最も有効なのは、何かの学習を行なう場面でしょう。
しかし、学習効果の引き上げだけに限定すれば、さらに効果的な催眠術活用法があります。私はこれを「サンドイッチ型催眠学習法」と呼んでいます。つまり、学習時間の直前と直後に催眠技術により、学習の効果を上げる暗示を入れる方法です。
学習直前の暗示は、先ほどの「学習の集中力を上げる」主旨のものです。そして、学習が終わると今度は「学んだ事柄が、記憶にきちんと定着する」と言う主旨の暗示を入れます。これを入れた上で、すぐに就寝すると、より効果が上がります。
問題なのは、この「サンドイッチ型催眠学習法」を他者催眠で入れようとすると、ほぼ間違いなく学習時間の間にずっと待機していなくてはならなくなることと、就寝直前の夜半に催眠施術をする必要が出ることです。
実際には、学習者の脇でずっと待機しているのは馬鹿らしいので、電話やスカイプなどでその都度、遠隔で施術することになると思います。その際には、予備催眠を掛けておいて、当日に遠隔でも十分に効果が出るようにしておく必要があるでしょう。
このように考えると、催眠施術サービスのメニューとしての「サンドイッチ型催眠学習法」は、オペレーションがやや煩雑です。自己催眠でできるようにする指導をするサービスの方が現実的なサービスかもしれません。
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