個別催眠セッション 催眠読書会スタート!

今月或る方からご依頼を受けて、催眠技術を教えることとなりました。広汎な催眠技術の中の特定のテーマを説明するセッションはよく開催していますが、全体をきちんと理解していただくような取り組みは初めてです。

吉田式催眠観では、それがどのような手段でどのような目的であっても、「無意識に命令を書き込む技術」は催眠技術です。「催眠術」と世の中では認識されていない、たとえば、ゾーンも“無我の境地”もメンタル・トレーニングもNLPも、催眠技術の範疇です。一般的な催眠術師の開く一日催眠レッスンなどと異なり、継続的に関係する書籍を精読していただくことから始めることとしました。

月に二冊ずつ指定の書籍を読んでいただき、その内容を自分でノートにまとめ、私とのセッションで理解を確認する。その繰り返しを取り敢えず続けることを提案したところ、快諾していただけたので、名付けて「催眠読書会」のスタートとなりました。

まずは、一般的な催眠術の入門書を二冊読んでもらうこととしましたが、この後は、適応的無意識の本や自律訓練法の本、さらに、NLPの入門書や近代日本の霊術の歴史についての書籍などと、どんどん書籍リストは続きます。

知識のアウトプットの質はインプットの量に相関しています。まずは催眠技術全体を俯瞰するための広汎な知識を頭に詰め込んで圧搾し終わったら、吉田式催眠観で重視する「モデル別ラポール形成演習」と「暗示文作成の実践練習」を予定しています。