今年6月に出した40000字越えの大作（？）電子書籍『伝説の催眠術師、吉田かずお先生からならったこと: 二年目の催眠感想文』が、過去になかった吉田かずお先生の催眠の考え方をまとめた書籍として、ご好評いただいています。日本催眠術協会の会員さんとの交流会でも、吉田先生独自の催眠の考え方を尋ねてくる人々に、吉田先生自ら薦めている様子で、特段の販促もしていないのに、ポツポツと売れ続けています。
さて、その『…催眠感想文』の中で言及した、吉田先生考案の独自の催眠誘導法である「吉田式呼吸法」は、私も便利でバンバン使っていますが、やり方を尋ねられることがよくあります。私が「吉田式催眠観」と呼ぶ吉田先生の催眠の考え方を説明する書籍がないのと同様に、吉田式呼吸法を説明する書籍もありませんでしたので、吉田先生の快諾を得て、電子書籍にまとめてみました。
題して、『マニュアル通りでできる！ 万能催眠誘導法 吉田式呼吸法のすべて Kindle版』です。吉田先生の実際に誘導している音声まできっちり“内蔵”した、電子書籍ならではの構成内容になっています。
吉田式呼吸法は、他の誘導法に比べて、総じて、スクリプトの構造が非常にシンプルであること、比較的短時間で対象者を変性意識状態に導けること、比較的明るい場所や多少騒音のある場所でも可能な、場所の制限が少ないこと、対象者にほとんど触れる必要がないこと、さらに道具も要らないことなど、たくさんのメリットがあります。さらに、最大の特長は、対象者に自分の呼吸に対して意識を集中させる原理なので、誰もが呼吸をしている以上、例外なく対象者を催眠誘導できることです。
催眠術のテキストには「人々の二割ぐらいは催眠が極めてかかりにくい」と言うように書かれていることがあります。催眠初心者であっても、誰にでも催眠を掛けられるようになりたい方には、間違いなくお勧めの一冊です。
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