「吉田式催眠観」の習得法を解説 電子書籍『三年目の感想文』販売開始

電子書籍『伝説の催眠術師、吉田かずお先生からならったこと: 二年目の催眠感想文』(通称『二年目の感想文』)の発売から、吉田かずお先生の所に「催眠術を習いたい」と連絡をしてくる方が増えていると伺いました。

その方々は、多くの催眠術師が提供する半日や一日と同じようなスタイルのレッスンを期待していることが多いようです。吉田先生も3時間から半日の入門コースを開催していますが、あくまでも入門の位置付けで、それを受講しても、演芸催眠の何かの芸ができるようになることは多分ないでしょう。

そのような講座内容に、疑問を持つ方が居ても不思議ありません。「なぜ、吉田先生の催眠術はすぐ習うことができないのか」、「なぜ、吉田先生の催眠術は、教え方が他の先生と大きく異なるのか」。こんな疑問が湧くことでしょう。

『二年目の感想文』を書いてから、私も催眠術をかけられる者の端くれとして、他の催眠術師の人々と意見交換することが増えましたが、その過程で、催眠術の身に着け方と、日々の生活上で発生する悩み事や課題の解消・解決に役立つ催眠のありかたを、相手に伝える方法論について関心が湧くようになりました。

そこで、私が習ったことについて書いたのが『二年目の感想文』なら、私がどうやってそれを習ったのかをまとめる『三年目の感想文』を書いてみることにしました。とうとう完成したのが、『かかる! かわる! わかる! 吉田式「実用催眠術」勉強法: 催眠三年目の感想文』(通称『三年目の感想文』)です。

人間は「怖くて逃げる」こともなければ、「楽しいから笑う」訳でもないことが、最近の脳や行動を調査する実験で分かってきています。逆に「逃げるから怖くなる」のであって、「笑うから楽しくなる」のが本当だと言われています。

同様に、催眠の技術も「掛かることを体験をして、自分の認識や考え方が変わり、その結果、催眠が分かるようになる」のではないかと私は思います。その原理をタイトルにも埋め込んでみました。催眠を体験で分かり、変わる自分を自覚できるからこそ、課題解決に役立つ催眠をマスターできるようになる。こんな体験を読者の方々にもしていただければと思っています。