偶然知り合った元有名AV女優さんから、その場で依頼されて、ダイエットの催眠をかけました。一ヵ月後に会った彼女の頬はこけていました。ほとんど初めて人に催眠をかけた頃の話だったので、かけた私のほうが、驚かされました。
吉田かずお先生がよくやる方法論ですが、対象者に自分の食生活を振り返って、肥満に結びついている部分をピンポイントで選んでもらい、それを食べたくなくしてしまう催眠です。今回は、「打ち合わせの延長の飲み会で、夜9時過ぎに炭水化物を結構採っているのが問題!」との本人の自覚がありました。
「“炭水化物”なんて言葉は、暗示で入るかな…」と怪しく思い、本人に確認し、一番高頻度な白米を、午後9時過ぎに食べられないよう暗示にしました。いつもの吉田式呼吸法に回頭法も組み合わせて暗示を入れ、さらに自己催眠の簡単な方法も本人に教えて、暗示の定着を図ってもらいました。
その後も何人かにかけていますが、結果が出すぎて驚かされます。本人の依頼でやることとは言え、様子を見ながら微調整を行なわないと、ドカンと効いてしまったままになってしまいます。
吉田先生は、一般に言われるのと異なり、「後催眠として入れた暗示は上書きしない限り、ずっと消えない」と言います。記憶の回路が脳内で組まれれば、催眠の暗示はそのまま続いて当然です。ですので、一ヶ月単位で放置するのは、危険すぎたと今は反省しています。
最近のコメント