右脳を鍛えれば、空気が読めるようになる?

「右脳は音楽やデザインなどに関する能力があって、感性を司っていて、左脳は文章や論理に関する能力があるので、知性を司っている」という考え方を見聞きすることがあります。

右脳の機能が病気で失われた患者は自分の右側にしか注意をむけられなくなり、左側にあるものの存在は知っていても、それを無視したり忘れたりしてしまいます。逆に左脳の機能が失われた患者は、左右どちらも正常に認識できますが、言葉にして話すことができなくなります。この現象を脳神経外科医の築山節氏は、「全体に注意する機能は右脳にしかなく、言語を扱う機能は左脳にしかない」とまとめています。

そして、日常生活で考えると、右脳の機能が弱くて発生する問題は、「人の話を聞いていない」、「人々の中で自分がどう行動したら良いか分からない」など、社会性に関わる問題に集中していると指摘しています。

ではどうすれば、右脳の機能を鍛えることができるでしょう。彼の著書『脳から変えるダメな自分』には、「人の話をオウム返しする習慣を作る」ことで聞き落しを減らし、「慣れない場所に行く機会を増やす」ことで風景全体の観察力を上げることと書かれています。

右脳の鍛え方そのものが、今自分にない習慣作りです。「オウム返ししたくなる気持ち」や「どこか行ったことのないところに行ってみたくなる気持ち」も、催眠技術なら、簡単に植え付けられるので、「空気を読まない」の対策も万全であるはずです。