整体師への催眠技術レクチャー開始

或る整体師の方からご依頼をいただいて、月一回の訪問型の催眠技術のレクチャーを始めました。柔道整復術を始め、関連する分野の知識を広く学んできている方で、整体の仕事と催眠技術の組み合わせを考えているようでした。

「病は気から」の言葉を待つまでもなく、心身は深く関係しており、整体で治すことの背景には心の問題が高い確率で存在するということのようで、そうした点での催眠技術が融合したサービスの需要があるという考えのようでした。

先方と入念にやり取りを重ね、まずは吉田かずお先生の催眠の考え方である「吉田式催眠観」の基本と吉田式呼吸法を高いレベルでマスターしていただくべく、6回分のカリキュラムを組みました。カリキュラムは組んだものの、吉田式催眠観において、催眠技術は柔道や剣道、茶道や華道のように「道」として実践の中で“体得”するものとご理解いただいて、各回のレクチャーの間の期間での実践を徹底していただくようにしました。

以前、カイロプラクターの方々の有志の勉強会で、催眠の原理を軽くレクチャーした上で、催眠施術を集団催眠で体験していただいたことがありますが、その際は、カイロプラクティックの施術の段階でのラポール形成や患者さんとの同調についての質問が多く出ました。

その際の論点に比較して、今回の方の関心の対象は少々異なっていますが、ご質問いただく内容も具体的な実践に関わる事柄が多く、こちらも非常に勉強になる経験をさせて頂いています。

☆参考記事『カイロプラクターの方々に緊張系催眠を教えました