先月、埼玉県の結婚相談所の所長の女性からのご依頼で、近日中に大事なお見合いを控えている登録者の女性達に催眠施術をするセッションを行なって来ました。
お見合いやデートの場で、相手の男性の良い所を見ることができず、相手の男性に関心を持てないままに終わることが多かった方々に対する施術です。どんな後催眠暗示を入れるかが問題で、所長とかなり議論を交わしました。
単純に「お見合いやデートの相手の方を好きになる」という暗示を入れることもできますが、そうすると、無条件に相手を好きになってしまうことになり、乱暴過ぎます。検討を重ねた結果、「相手との会話が楽しくなる」をベースとすることにしました。
弛緩系催眠の集団催眠は多人数への暗示の書き込みにあまり向いていないので、全体で15人弱の参加者を午前の部と午後の部に分けた二回の施術で対応することにしました。
午後の部では、「男性と会話して楽しかったことなどないので、イメージが湧かない」など、変性意識状態でのイメージの想起に困難がある参加者もいたので、類似してはいるものの、個々の参加者に個別のイメージを想起させ、暗示として定着させることにしました。
所長に拠れば、「相手に関心を持てる」ようになれば、その後のステップに進む確率は大きく上がるのだそうで、その障害となっている思い込みや価値観を塗り替えるために、催眠が必要となっているとのことでした。
☆参考書籍:『「婚活」受難時代』
最近のコメント