女性を誘導する「イメージ・ボックス」の原理

有名な催眠術師の林貞年は『催眠恋愛術』で、「イメージ・ボックス」の考え方を紹介しています。その原理を簡単に表現すると、「女性は、相手が自分に対して抱くプラスのイメージを壊さないように行動する」と言うことです。

日常生活の場面で頻繁に発生している相手の女性の変性意識状態に暗示を書き込む際に、あなたの意図通りの文章を入れるのではなく、「●●ちゃんは、僕にいつも優しくしてくれる素敵な人だ」と何度も書き込んだとします。そうすると、「イメージ・ボックス」の原理によって、彼女はあなたに、「いつも優しい態度で接しようとする」ことになります。

固定させるプロセスで、あなたに彼女がやさしく何かをしてくれるたびに、具体的にしてくれたことを含めて「こんな■■してくれるなんて、●●ちゃんは、優しくて素敵な人だ」と暗示を入れればなお良しです。その際に、音や簡単な行動をセットにして暗示の効果を増すことができます。たとえば、暗示のたびに、ぽんと彼女の肩を叩くのでもよいでしょう。

これを繰り返すと、肩を叩くのが「アンカー」と呼ばれる暗示のスイッチになります。いざ「イメージ・ボックス」の通りのお願いをする際に、アンカーを行なうと今までの優しくしてきたこと」の“習慣”に彼女が従うことになるのです。

「イメージ・ボックス」が固定してきたら、「今度、ちょっと遠出して海に釣りに行くんだ。連れた魚はどんどんさばかなきゃいけないから、●●ちゃん、悪いけど、一緒に来てよ。楽しいと思うよ」と少々強引に言っても、彼女は断りにくくなっていると言うことなのです。

☆参考書籍:『催眠恋愛術