オーモンド・マッギルの確実に暗示をかけるための法則

オーモンド・マッギルは1913年に現在のシリコンバレー付近で生まれ、2005年に亡くなるまで精力的に活動した催眠術師です。催眠術師としてのキャリアの大半は演芸催眠に費やされていて、魔術師としても知られています。晩年は催眠療法にシフトして行って、それまでの間に催眠に関する膨大な著書を世に残しました。

ドイツ出身のメンタリストであるトルステン・ハーフェナーのベストセラーである『心を上手に透視する方法』には、オーモンド・マッギルがまとめたという以下のような「確実に暗示をかけるための法則」が紹介されています。

1. 思い込みを植えつける
あなたの判断力がだいたい受け入れられていて、あなたが何らかの考えを示すなら、すぐに、ほかの人の頭の中でもその考えがぐるぐる回り出す

2. 確信を持って、堂々と伝える
あなたの言葉に疑いをもたせる余地をつくってはいけない

3. 相手が無批判に受け入れるよう、言葉を選ぶ
あなたがかける暗示は、相手が無批判に受け入れるものでなくてはならない

4. 信憑性・現実味をもたせる
あなたがかける暗示には、信憑性がなくてはいけない

読めば至極当然のように感じられますが、これらを施術時に意識的に実践することは相応に困難です。

☆参考書籍:『心を上手に透視する方法