最近数件ご要望をいただいた内容に「高校生の子供を勉強に集中させたい」と言うものがありました。吉田かずお先生は「親は子供に対する最高の催眠術師」とよく言い、10歳ぐらいまでの子供には催眠をかけようとしません。(代わりに親に暗示を意識した話し方を心掛けてもらうよう指導します。)けれども、子供が高校生ぐらいであれば直接かけることに問題はありません。
最も大きな問題は状況に応じた暗示文の用意です。一般的に私は以下の4つのうちのどれか一つか、どれか複数の混合をしたものかのいずれかの方針を依頼者である親御さんや高校生のお子さんと意見交換して決めることが多くなっています。
1. 成績が悪化に(スマホを取り上げられるなど)悪い結果を結び付ける暗示。
2. 特定タイミングに勉強をする習慣を形成する暗示。
3. 特定の科目や学習分野が好きになる暗示。
4. 勉強という行為そのものが好きになる暗示。
1番のような強烈な暗示内容であれば、施術そのものは1回で十分でしょうが、その後、何かトラウマのような脅迫感に変換されていないか、数日後などに確認する必要が出るでしょう。2番以降のような暗示なら、無難ではありますが、その分、暗示の定着と浸透のために、2~3回の施術を繰り返す必要が出やすいと思われます。
☆オーディオブック『学習効果がグングンあがる催眠勉強法 集中力と記憶力』吉田かずお著
☆参考書籍:『勉強嫌いでもドハマりする勉強麻薬』
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