価値観が多様化しているとよく耳にします。価値観が多様化したのであれば、ライフスタイル全般でさまざまな好き嫌いができていることになりますから、なかなか「いいね」と言ってくれる人に巡り会えなくなります。

モノやサービスは何不自由ないほどに存在して、たくさんのモノを買いそろえることで幸せな生活が実現する時代はとっくの昔に終わってしまいました。けれども、周囲からの共感や承認はなかなか得られにくい。

日常生活の中で、上司や同僚、友人・恋人との人間関係でストレスを抱え込んでいる人は増える一方に思えます。「やりがいのある職場」や「自分を尊重してくれる相手」を求めても、なかなか手に入らない。SNSに自分の私生活を一所懸命に投稿する人々の心の背景にはそんな社会の環境があるのでしょう。

そこでのやるせなさや徒労感が積み重なると、日常的にココロをすり減らして行きます。そして、自覚できないままに、自律神経などをむしばみ、カラダの色々な症状になってあらわれてくることにもつながっていきます。

催眠技術で何とかすることの相談を受け続けて思うのは、「催眠の技術なら、簡単にしあわせになれるのに」ということです。心を多幸感で埋めることも簡単ですし、身近な人々の長所に目が行くようになり、感謝の念が溢れてくるようにすることも、全然難しくありません。

そんな催眠技術の使い方をじっくり解説する電子書籍『“しあわせになりたい人”のための、超カンタンに充実の人生を送る方法』を先月31日に出しました。私の15冊目の作品です。発売以来ジワジワと売れています。毎日、何かの不安や落ち込んで嫌な気持ちになりがちな方にはぜひお読みいただきたい一冊です。