催眠技術を学びたいという方々への少人数のグループ・レッスンを実施することが増えています。受講者の催眠技術を学ぶ目的はさまざまで、単なる習いごとや知見を広めるといった、或る意味、ライトなものから、自身の業務の一部に組み入れて、業務の効果を上げるといった、非常に明確で具体的な催眠技術利用を目的としているケースもあります。
結果的に他者催眠だけをまず学びたいというケースもあれば、他者に掛けることは殆ど考えられず、専ら自己研鑽や自己改革のような手段として自己催眠を学びたいというケースもあります。また、具体的な催眠技術の実践法を学びたいのではなく、無意識の原理を理解することで、人々の言動をよりよく理解できるようになりたいという、座学のみで十分という方も現れています。
お一人のケースに比べて、グループ・レッスンの場合は、一人あたりの料金の割引を行ないますので、最初のレッスン受講希望者が知り合いの誰かを誘うという構図になることが多いです。ヒプノテクスS&Lでは、催眠施術実践練習の際のモデルを用意しませんので、受講者が相互に施術練習し合えるメリットも、グループ・レッスンにはあります。
催眠技術に対する関心や受講目的を伺ってカリキュラムをカスタマイズしています。「自己催眠のみ」の受講者と「他者催眠の施術技術を学びたい」という受講者では、統一のカリキュラムが難しくなってしまうのが、グループ・レッスン設定の最も難しい所かもしれません。概ね10回程度のレッスンを毎月1回から2回行なうことで日程調整しています。催眠の歴史の基本的な部分や、ここ数十年の脳神経学の発見なども加味した内容になることが多いです。
受講者の方々とお話をすると、ここ最近の無意識全般に対する関心の高まりを感じます。無意識の事が分かれば分かるほど、それをコントロールすることの難しさが分かるはずです。そのコントロールの最も効果的な手段としての催眠技術に関心が集まるのも、時代のトレンドから当然であるのかもしれません。
最近のコメント